創業者について
1973年生まれ
10人姉兄弟妹(きょうだい)6番目の4女
父:元レスリングバンダム級、昭和33年・34年の歴代日本チャンピオン
母:元芸者
超熱血で厳格な父と穏やかで上品な母のもと育つ。
10人姉妹兄弟という大家族のなかで18年間を過ごす。厳しい学生寮のような家庭環境で自身の人格形成に大きな影響を与える。人の無意識がいかに体験に基づくかを体験を通して確信する。
経歴
簿記会計1級、工業簿記1級
中小企業(最大38名)や公益財団法人において一人経理、又は経理責任者としてバックヤード全般を担う。
監査対応5回
一人経理に特化し国税、文科省、内閣府の監査対応を現場責任者として完遂。
一人経理の集大成となる20年目の内閣府の監査で「非常に優秀」と総評を得る。
創造力の原点
私はつい「こうすればもっと良くなる。」と考えてしまいます。子ども時代はとにかく家に物が溢れかえっていて度々探し物をする羽目になっていました。「大事なものをなくしてしまったかもしれない。」という不安と物を探す時間が子どもながらにかなりストレスでした。それで何度も繰り返すうちに整理整頓が趣味になり「どうすれば」という思考が習慣となりました。私の思考の原点です。
東証一部上場企業の非連結子会社に対する監査の準備
上記の監査対応以外 に東証一部上場企業の非連結子会社に7年間勤務した期間は、親会社である東証一部上場のグループ会社が実施する子会社への監査対応の準備を現場責任者として全て行う。
SK-Plus+
に込めた想い➀
人に依存しない内部統制を実現する
私は、「一人経理」という仕事を本気で20年超ひた向きに向き合いました。
限られた時間の中で、複数の業務を同時に進行し、すべてを正確に回し切る。タスクが噛み合い、業務が滞りなく進んだ瞬間の達成感は、何にも代え難いものです。
しかし、その一方で、私は常にある危機感を抱いていました。
それは「属人化」という問題です。
一人で多くを担える組織は、裏を返せば、その人がいなければ回らない組織でもあります。
人生には、予測できない出来事があります。体調不良、家族の事情、出産、介護――どれほど責任感が強い人間であっても、永遠に同じ働き方を続けられるわけではありません。
だからこそ、私は何度も自問してきました。
「自分がいなくても、会社が回る仕組みを作らなければならない。」
その課題を最も痛感したのが、監査対応でした。
会社の現況を整理し、監査法人や関係者に対して説明を行う。想定質問を洗い出し、顧問の指導を受けながら、一つひとつ根拠を積み上げていく。
そこでは、「多分」「確か」「思います」は一切通用しません。
必要なのは、「これについては、こうです」と断言できるだけの事実と証拠です。
膨大な確認作業、張り詰めた緊張感、そして絶対にミスが許されない重圧。
どれほど実務に精通していても、過度な負荷は確実に人の心身を削っていきます。
私は、その現実を何度も経験してきました。
「どうすれば、この負担を減らせるのか。」
「なぜ、特定の人だけがここまで背負わなければならないのか。」
少しでも改善の可能性が見えれば、上司に相談し、試行錯誤を重ね、あらゆる取り組みを実践してきました。
そして、次第に一つの答えへ辿り着きます。
それは――
「人間が心身を削って支えるのではなく、仕組みが支える組織をつくる」という考え方でした。
もちろん、そこに至るまでの道のりは平坦ではありませんでした。
何度も壁にぶつかり、迷い、不安や葛藤を抱え、時には絶望を感じたこともあります。心身の限界を感じながら、「このままではいけない」と、自分に問い続けてきました。
私は、大掛かりなシステムや莫大な予算がなくても、特定の誰かに過度な負担が集中しない組織は実現できると信じています。
大切な人との時間を守れること。
人生の節目に、きちんと向き合えること。
誰かの犠牲の上に成り立たない組織であること。
それこそが、本当の意味で持続可能な経営であり、豊かな人生につながるのだと思っています。
AIによる内部統制に私がこだわる理由は、まさにここにあります。
人を追い詰めるためではなく、人を守るために。
誰かの根性や献身に依存するのではなく、仕組みによって組織を支えるために。
それが、私の内部統制に対する根底の思想です。
SK-Plus+
に込めた想い②
意思決定を支えるという仕事
経理という仕事は、単なる数字の管理ではありません。
特に、経営者や管理職に近い立場の経理は、他の従業員が知ることのない“意思決定の裏側”や、人の深い心理と向き合う場面があります。
私はかつて、経営者や管理職が部下の提案を「否定」する本当の理由を知った時、大きな衝撃を受けました。
当時の私は、上司や経営者へ提案を行う際、徹底的に情報を調べ、専門家の意見まで確認したうえで提案することを常としていました。当然、それだけ準備をしていても、提案が却下されることはあります。
入念に調査し、根拠を揃え、自信を持って提出した提案が否定される――その精神的なダメージは決して小さなものではありませんでした。しかし、ある時、人生経験を重ね、人として少し丸みを帯びてきた頃のことです。上司が、胸の内を打ち明けてくれました。
その言葉は、まさに「目から鱗」でした。
私はそれまで、「提案内容そのもの」にばかり意識を向けていました。しかし、経営者や管理職が本当に恐れていたのは、その提案によって生じる“想定外”や、“説明責任”だったのです。
「もし問題が起きたらどうするのか。」
「周囲から質問された時に、どう説明するのか。」
「判断の根拠を、明確に示せるのか。」
つまり、提案の質だけではなく、“提案後に起こり得る不安”まで解消されているかどうかが重要だったのです。私はその時、初めて気づきました。
それ以来、重要な会議で使用する資料を作成する際には、資料そのものだけではなく、「想定質問」と「回答」までをセットで準備するようになりました。
すると、不思議なほど状況が変わり始めたのです。上司や経営陣の意思決定はスムーズになり、私の提案も次々と採用されるようになりました。そして、この経験は一度や二度ではありませんでした。
私は確信しています。経営者や管理職が提案を却下する背景には、一定数、「理解できないことへの不安」や、「説明責任への恐れ」が存在しているのだと。
だからこそ私は、単に業務を効率化するだけではなく、人の“不安”や“迷い”を、“期待”や“安心”へ変えられる仕組みを創りたいと考えています。
不安や迷いを、期待と喜びへ転換する。それが、私のモットーです。